地球が誕生してから40億年たった、およそ6億年前、ようやく地球上に最初の多細胞動物が出現した。
それは、オーストラリアのエディアカラ丘陵で最初に発見された、エディアカラ動物化石群である。
しかし、この薄っぺらく奇妙な形をした生物群が、どのようにして生まれてきたかは、まだよくわかっていない。
しかも、この化石群はわずか2000万~3000万年で絶滅してしまった。
そして、5億7000万年前にはじまる古生代カンブリア紀になって、三葉虫やウミサソリなど複雑な形態をもった生物が、当時の海にいっせいに登場する。
このころに、現在の生物の原型となるものがすべて出そろったと考えられており、この生物大発生の事件は、「生物のカンブリア大爆発」とよばれている。
これ以後、生物は多様化と複雑化の道をたどるようになり、生命あふれる地球となっていったのである。