夏の夕方、途中のドライブインなどで、いつの間にか虫が入り込んでいたことがあります。
走り始めると、その虫が外に出ようとフロントガラスにぶつかっては離れ、を繰り返す。
それほど視界がさえぎられるというわけではないのだが、気になってしかたがない。
手で払ってもらちがあかず、100キロ近いスピードで走っていては、窓を開けても虫は出ていけない。
それで、何かいいものはないかと見回すと新聞紙。
これを丸めて虫を追い払おうとした。
なかなかうまくいかず、だんだん夢中になってきてしまい、思わず前方がおろそかになり、危うく前車に追突しかけた。
ただ、私の場合にせよ、その他の人のときにせよ、それほど長い間前を見ていなかったわけではありません。
せいぜいが、1~2秒くらいのことだ。
ところが、これが甘いのです。
時速100キロで走っているとして、単純に計算すると、1秒間には28メートル弱も移動しているのです。
この頃は高速道路も混雑してきて、とくに東名高速や名神高速などは、車間距離が10メートル程度になることもあります。
これなら、前車が急に止まってから追突するまでに0.5秒もかからないのです。
誰だって、理屈ではそんなことはわかっているはずです。
しかし、ある程度の時間、ずっと走り続け、まわりの車も同じスピードで走っていると、ついつい自分が高速で移動しているんだということを忘れてしまうこともあります。
したがって、高速で走っているときはとくに、近いところだけでなく500メートルくらい前方までの情報を、視野におさめておく必要があるのです。
合宿免許取得中にもこれを意識して運転するように心がけましょう。